仮想通貨取引所のCM出演者まとめ!大谷翔平はFTX破綻でどうなる?

仮想通貨取引所のCM出演者まとめ!大谷翔平はFTX破綻でどうなる?

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仮想通貨取引所のテレビCMには、人気タレントやスポーツ選手が多数起用されてきました。なかでも大谷翔平の出演した FTX Japan のCMは大きな話題に。一方そのFTXが破綻したことで、CM出演者たちの“その後”に注目が集まっています。本記事では、主な仮想通貨取引所のCM出演者と、FTX破綻で大谷選手がどうなったのかをご紹介していきます。

仮想通貨取引所のCM出演者まとめ

仮想通貨のCMに出演者には、人気タレントや芸人さん、世界的にも有名なスポーツ選手ですがいます。仮想通貨は一般的に難しい、リスクが高いというイメージがあり、より多くの人に知ってもらい、安心してもらうことが必要でした。

そのために、親しみのある芸能人やスポーツ選手を仮想通貨のCMに起用し、安心という印象を与える戦略がとられていました。

bitFlyer(ビットフライヤー)

2025年10月から後藤真希がCMに起用されています。「暗号資産知らなかった」篇として親しみやすさとともに、暗号資産を日常に感じられる世界観を表現しています。その他、本田翼、乃木坂46のエースとして人気の齋藤飛鳥、様々なドラマで活躍する女優の成海璃子も起用。

ビットフライヤーでは、女優やアイドルの他芸人さんもCMに出演されています。なかでも注目を集めたのがダウンタウンの松本人志。一人二役で漫才に挑戦。一人二役で漫才に挑戦し、親しみやすさとユーモアあふれる演技で、多くの視聴者の印象に残りました。

出典:bitFlyer

bitbank(ビットバンク)

ビットバンクのCMには村上信五さんと山本由伸投手が出演しています。村上さんは2025年4月からの放送で関西弁を交え、親しみやすい雰囲気の中で取引の楽しさや安全性の重要性を伝えています。山本投手は同シリーズで、MLBでの活躍とリンクさせながら、明るく力強いメッセージを届けています。

出典:ナリナリドットコム編集部

Coincheck(コインチェック)

コインチェックのCMには、稲垣吾郎とお笑いコンビ「空気階段」のメンバーで、『キングオブコント2021』王者にもなった鈴木もぐらが『コインチェッくん』として登場し、話題性のある共演となりました。

また、2017年のCM出演の出川哲朗は仮想通貨に詳しくないキャラクターとして出演し、ユーモアを交えながらその魅力や利点をわかりやすく伝えています。

出典:コインチェック公式 (Coincheck)

FTX破綻

2022年11月、世界有数の仮想通貨取引所であるFTXが経営破綻し、仮想通貨市場に大きな衝撃を与えました。創業者のサム・バンクマン・フリード氏は詐欺やマネーロンダリングの容疑で逮捕され、投資家の資産は巨額の損失を被りました。

FTXとは何か

FTXは、サム・バンクマン・フリードが2019年に香港で創設した海外仮想通貨取引所です。本社はバハマに置かれており、日本にも「FTX Japan株式会社」がありました。日本法人は「Liquid by FTX」という仮想通貨取引プラットフォームを開発・運営。

FTXは、仮想通貨の取引手数料が安価であり、先物やオプション取引など多様な取引オプションが豊富であったことから、個人投資家だけでなく機関投資家にも人気が高く、世界で取引高第2位の規模に成長しました。2022年1月には企業価値が320億ドル(約4.4兆円)に達していたと報じられています。

創業者サム・バンクマン・フリードの逮捕

経営破綻後の2022年12月12日、FTX創業者サム・バンクマン・フリードはバハマで逮捕されました。アメリカ当局は証券詐欺、電信詐欺、マネーロンダリングの罪などで刑事訴追を開始しました。2023年11月に行われた裁判で、FTX破綻に関連する詐欺や共謀など7件の罪に対して全て有罪。

2024年3月28日には連邦裁判所で禁錮25年と約110億ドルの資産没収命令が下されています。現在は、アメリカの低セキュリティ刑務所に収監されており、仮釈放の対象となるのは2044年10月の見込みです。2025年11月初旬、サム・バンクマン・フリードは自身の有罪判決および25年の刑を不服として、控訴裁判所に再審を求める申請をしているようです。

FTX宣伝・著名人への訴訟と裁判

経営破綻後、FTXの広告に出演していた著名人に対し、投資家が詐欺に加担したとして集団訴訟を起こしました。しかし2025年5月、アメリカ・フロリダ州の連邦地裁は『報酬を受け取って出演しただけでは、詐欺を認識していたとは言えない』と判断。14件のうち12件の訴えを棄却しました。

裁判所は、著名人がFTXの不正を知っていた証拠も、共謀関係を示す証拠も不十分だと結論づけました。

出典:FTX Japan

▼訴訟対象となった主な著名人

野球選手大谷翔平
テニス選手大坂なおみ
バスケットボール選手ステフィン・カリー
アメリカンフットボール選手トム・ブレイディ
モデルジゼル・ブンチェン
コメディアンラリー・デイヴィッド
投資家ケビン・オレアリー

出典:ANNnewsCH

大谷翔平選手への影響は?

地元メディアの報道によると、大谷翔平選手は「法的責任は認められなかった」とされています。実際、多くの請求が棄却されたことで、法的リスクはほぼ回避できた形です。そのため、大谷選手のキャリアや評判に大きな影響がないという報道が多かったです。

裁判所も「単に報酬を受け取っただけでは詐欺を知っていたと認められない」と判断しています。

まとめ

国内でも多くの著名人が仮想通貨のCMに登場しており、メジャーリーグで世界的に知られる大谷翔平もその一人です。大谷翔平はFTX破綻で訴えられたものの、訴えは棄却され、法的責任を問われることはありませんでした。

一方で、仮想通貨はリスクと隣り合わせの金融商品であり、仕組みや安全性を理解したうえで慎重に判断することが求められます。